金沢大学 消化器・腫瘍・再生外科学 研修医サイト

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乳腺専門医コース

乳腺専門医コース

乳腺科プログラムの紹介

金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科では、女性医師のニーズが高い乳腺科プログラムを用意しており、外科専門医と平行して乳腺専門医を取得することを目標としたカリキュラムとなっています。
“自分で見つけることのできるがん”として早期治療、早期発見が言われる乳がんは、生活習慣や女性の社会進出により患者数は増加傾向にあります。
乳腺科の診療内容は手術する外科分野だけでなく、検診や画像診断、薬物療法と内科的な専門知識を必要とするため、結婚や出産・育児など女性のライフスタイルの変化に対応しながら乳腺専門医として第一線で働くことが可能です。
また、乳がんは30代、40代女性が最も多く、がん治療と仕事や家庭の問題、結婚や出産の問題を抱えた患者さんが多く、同じ女性として患者さんに寄り添った医療ができるのは女性医師の特権と言えます。

研修内容

乳腺専門医を取得するためには、外科、内科、放射線科のいずれかの専門医を取得医することを条件としており、当科では、まず日本外科学会専門医を取得するために外科全般を修練していただきます。
乳腺科では、整容性を考えた、乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検といった低侵襲で根治性の高い手術を積極的におこなっており、平成24年より形成外科診療班とチームを組んだ乳房再建術をも始まりました。
外科医、放射線科医、腫瘍内科医、病理医、看護師、薬剤師が参加する乳腺カンファランスを定期的におこなうことで、外科の枠にとらわれない全人的医療が実践できる人材を育成しています。

乳腺専門医取得年表

乳腺科プログラム執刀件数

乳腺科専門コースを選択した場合、卒後5年目に半年間大学病院にて研修を行い、通常の選択コースよりも3~4倍多い乳腺疾患に特化した手術を執刀することができます。

  選択コース 経験年数 研修期間 研修期間中
全手術件数
執刀件数 部分切除術
(温存)
乳房切除術
(全摘)
センチネルリンパ節 腋窩廓清術
A医師 消化器外科医コース 卒後6年目 2か月 22 13 5 7 11 4
B医師 消化器外科医コース 卒後6年目 2か月 15 8 4 1 8 1
C医師 消化器外科医コース 卒後6年目 2か月 33 15 5 7 13 1
D医師 消化器外科医コース 卒後5年目 6か月 101 58 41 14
(TE3)
41 17
E医師 消化器外科医コース 卒後6年目 2か月 40 14 4 5 13 2

TE:組織拡張器挿入術(再建種手術)

乳腺科プログラム週間予定表

 
    術前cc   術前cc
午前 外来 手術 教授回診
外来
手術 外来
午後 外来 検査または手術 外来 検査または手術 検査
夕方          

乳腺科プログラム終了後の進路

関連病院または大学病院にて主に乳腺専門医として診療をしていただきます。また病院によって目指すものが異なるため、考え方、治療方針が偏らないよう数年単位で転勤となります。
留学、開業、病気休養や、女性の出産、育児の休職についても、関連施設と相談し最大限の支援をおこないます。

乳腺専門医コース 先輩医師メッセージ

石川 聡子

エキスパートが揃う大学病院は乳腺専門医を目指すに最高の環境です。

石川 聡子

乳腺の領域は手術だけでなく、薬物療法(化学療法、ホルモン療法、分子標的治療薬)、放射線療法、緩和治療、検診や診断に至る手技(針生検やマンモトーム生検)など多岐にわたっています。さらに分子生物学的背景や遺伝子レベルまで解明が進んでおり、これらを総じて理解したうえで、より個別化した診断・治療が求められています。大学病院ではこれらのエキスパートがすべて揃っており、乳腺専門医を目指すには最高の環境です。さらに一人の患者さんに対して検診時から診断・手術、術後療法や定期検査、再発患者さんの治療・ターミナル期に至るまで責任を持って治療に当たれることは医師としても極めて遣り甲斐のあることだと思います。乳腺を専門にすることを考えるとき、外科に進むことが障壁と感じるかもしれません。しかし家庭との両立や体力面は心配に及びません。医療の場で働くのはどこの科、どこの領域でも同じです。そんな心配を上回る遣り甲斐と患者さんからのニーズ、女性ならではの配慮や繊細さが生きる場面に直面すると乳腺専門コースを選択して間違いなかったと日々感じています。