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小児外科専門医コース

小児外科専門医コース

小児外科プログラムの紹介

金沢大学周産期母子センター小児外科は、北陸で数少ない小児外科専門医育成のための認定施設になっています。後期研修の小児外科専門医プログラムでは、まず基盤となる外科専門医取得を目指していただくため、大学病院、関連病院にて小児外科をはじめ消化器外科、乳腺外科について学んでいただきます。卒後5年目以降に外科専門医を取得した後、小児外科施設にて最低3年間の研修を含め、7年以上の臨床経験を積み小児外科専門医の取得を目指します。

小児外科専門コースの研修内容

小児外科の主な診療活動は、小児消化器外科をはじめ新生児小児外科、小児泌尿器外科です。小児外科で扱う疾患は先天性が多く、頚部・頭部・腹部など体幹全体にわたるため外科医としての技術はもちろん、豊富な経験と的確な判断力が求められます。
小児外科の分野や外科・小児科・泌尿器との連携も多く、毎週合同カンファランスを行い、内科・外科の垣根がないのも小児外科チームの特徴です。
また、子供たちのライフステージの最初の部分に関わることになるため、治療後も使命感を持って関わっていく覚悟が必要です。外科手技だけでなく、親との関わりや医療スタッフとの関わりなど医師としての心構えを教育し、アカデミックな人材の育成を目指します。

小児外科専門医取得年表

手術例と手術件数

鼠径ヘルニア、精系水腫(陰のう水腫、精索水腫)、停留精巣、包茎、急性虫垂炎、腸重積、肝胆膵系疾患、胃食道逆流関連(胃瘻、噴門部形成手術)、直腸肛門奇形、ヒルシュスプルング病、腫瘍(生検、摘出術)、婦人科系疾患、泌尿器疾患(膀胱尿逆流症など)新生児疾患などがあります。
小児外科における2012年から2014年の3年間における手術総数は425例で年々増加傾向にあります。鼠径ヘルニアは、精系水腫・停留精巣、包茎などの手術件数は215例と全体手術件数の5割を占めます。新生児手術総数は30例、良性・悪性腫瘍は9例、肝胆膵系手術は9例、虫垂手術は13例、噴門形成手術は7例、直腸肛門奇形・ヒルシュスプリング病関連手術は5例、婦人科系手術は6例。当院での特徴として小児科での血液腫瘍・固形腫瘍が多く占めるために、中心静脈カテーテル留置の手術が増加傾向にあり60例になりました。さらに、泌尿器系の手術も年々増加傾向にあり59例でした。

小児外科専門医コース先輩医師メッセージ

野村 皓三Dr.

“子どもがあって大人がある”
小児外科の分野は細心の注意と工夫が必要

野村 皓三Dr.

私はたすきがけプログラムで2年間研修後、小児外科専門医コースとして3年目前半は関連病院で一般外科、後半は大学病院で小児外科、そして4年目から1年半関連病院で一般外科を研修後、大学に戻り小児外科を半年間学ばせていただきました。鼠径ヘルニア・停留精巣・虫垂炎を中心に腹腔鏡などの執刀も経験し、学会・地方会でも多くの症例を発表し深く勉強する機会をいただきました。
今後小児外科専門医を目標としていますが、そのために必要な外科専門医に関しては関連病院にて成人外科症例を経験できるため、通常通り6年目での外科専門医の取得が可能です。小児外科は1例1例が珍しく見たこともない症例も多いため治療に難渋することもありますが、「子どもがあって大人がある」ということを常に意識し、傷一つにしても細心の注意と工夫をはらい丁寧な診療を目標としています。少しでも興味があれば実習や研修で回って下さい。一緒に北陸の小児外科を盛り上げていきましょう。

小児外科に興味をお持ちの学生・研修医のみなさまへ

小児外科医は外科臨床の研修を経験し、それにより外科の専門的知識をもった外科専門医として標榜することができます。さらに、外科の研修を行いながら0歳から15歳までの幅広い年齢層において一般外科疾患と専門外科疾患を経験することで、小児外科疾患について十分な知識と経験をもった小児外科専門医としても標榜することができます。
このように小児外科医は、外科専門医と小児外科専門医といった専門性をもった外科医です。当教室では、日本小児外科学会認定施設として、新生児外科・小児外科およびその他専門医と連携し治療を行い、外科疾患を学びながら小児特有の病気や専門知識を習得することができます。